釣りの道具・釣り餌 釣行記

5月8日 お手頃仕掛けでタナゴ釣り

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安価なタナゴ仕掛けはダメなのか?

私が持っているタナゴ釣り関係の本には、次のように書かれています。

全くのビギナーだからといって1組数100円しかしない安価なタナゴ仕掛けを買うのは失敗の元。
このような仕掛けはウキの品質やバランスが悪く、それが原因で、微妙なアタリがキャッチができず、安物買いのゼニ失いになるのがオチ。
やはりここは奮発して、タナゴ釣りが得意な釣具店オリジナルの完成仕掛けを購入しよう。

「決定版フナ釣りタナゴ釣り入門」葛島一美・著 つり人社

しかし一方で、別の本には、

実際にタナゴを釣る場合に重要なのは「ハリ」だけで、ほかの部分はそんなに神経質になる必要はない。
タナゴというのは案外と貪欲な魚なので、少々、仕掛けに違和感を持っても平気でエサを食ってくるものなのだ。

「川釣りの極意」西野弘章・著 山海堂(現在はつり人社が新装版を販売中)

とも書かれています。

私も、タナゴ釣りが得意な釣具店「つり具すがも」で購入した完成仕掛けを使っていて、確かにとても使いやすいのですが、価格は1,500から2,000円程。それなりに高価です。

リールや竿でも、高いモノが良いのは当たり前。
だからと言って、安いからダメ、というばかりではありません。
多くの方が使う低価格帯の製品こそ、メーカーの皆さんは、厳しいコストの制約の中で、力を注いで作っているようにも思います。

安いタナゴ仕掛けが「安物買いのゼニ失い」になるのか否か、実際に使って試してみる事にしました。

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浮力調整は重要です

地元の大型釣具専門店「釣具のイシグロ」に走り、並んでいるタナゴ用仕掛けの中で一番リーズナブルな「たなごウキ仕掛」(オーナーばり)税込476円を入手しました。

よく使う竿に合わせて120cm、150cm、180cmの3種類を購入しました。この他に90cmと240cmがあります。

裏面には、仕掛けの使い方、タナゴの釣り方等がびっしりと書かれています。オーナーばりさんの「タナゴを釣って欲しい」という熱意が伝わります。これだけでも、かなりの価値がありそうです。

タナゴ釣りは浮力調整がキモ。お手頃な仕掛けでもおろそかにはできません。
仕掛けの裏面にも、
「浮子の頭部がギリギリ水面から出るか、水中をゆっくり沈む状態(遅ジモリ)になる様に板オモリで浮力を調整する。」
と書いてあります。

私は、ゴミ箱を使って浮力調整をしていますが、風呂の残り湯等でもよいと思います。

私が浮力調整に使っているゴミ箱。高さは35cm程。

仕掛けには始めから8号のガン玉が付いていますが、ウキが半分程水面から頭を出す状態。浮力調整が必要です。

浮力調整前の状態、これではタナゴ釣りは厳しいです。

付属の板オモリで浮力を調整します。そのままでは幅が広過ぎるので、幅4mm程にカットしました。

糸に巻きやすくする為、ハサミ等を使ってオモリの先端を折り返します。

仕掛けに板オモリを巻きます。コンパクトで均等な形になるよう、できるだけ丁寧に巻き付けます。

オモリの端を少しづつ切りながら、浮力を調整します。切りすぎても、オモリの中に破片を巻き込めば、再調整できます。
今回は、遅ジモリに設定しました。

遅ジモリに設定した仕掛け。ゴミ箱の中をゆっくりと沈んでいきます。

仕掛け巻きに収めて完成。
私は、仕掛けに折りグセが付かないよう、大きめで柔らかい仕掛け巻きを使用しています。

この仕掛けで、実際にタナゴを釣ってみます。

なお、「たなごウキ仕掛」には、仕掛け巻きが付いていませんので、釣り場で浮力調整を行う場合にも、併せて仕掛け巻きを用意された方がよいと思います。

「たなごウキ仕掛」はよく釣れました

この前日、静岡市内は雨が降ったため、今回は増水時用の釣り場にしました。

5月2日(釣行記はこちら)と5月6日(釣行記はこちら)にもこの釣り場に来ていて、どちらも1分1匹程度のペースでタナゴを釣っています。

2021年5月8日 静岡市内 はれ 10時45分〜11時45分 水温21.1℃

仕掛けは「たなごウキ仕掛120cm」で、ハリも、付属の新半月0.3号ナイロンハリス付を使用します。

まずはコマセを投入。(タナゴ釣りのコマセについてはこちら
前回、前々回よりもコマセへの反応が良く、すぐにタナゴが集まってきました。

コマセカゴ周辺の様子。見えにくいですが、たくさんのタナゴが集まっています。

タナゴグルテンを餌に、仕掛けを投入すると、すぐにタナゴが食ってきます。

開始後15分間で11匹。
1分1匹には届かないものの、ちゃんとタナゴが釣れてきます。
「たなごウキ仕掛」は使いやすく、トラブルもありません。
ただ、付属のハリは、若干針先が長いせいなのか、思ったタイミングで掛からないこともありました。

その後、ハリをお気に入りの極タナゴ極小に換えたところ、いつもと遜色ないペースでタナゴが掛かるようになりました。
当たり前ですが、ハリやハリスの違いは、釣果に影響するようです。(タナゴ釣りのハリについてはこちら

  • 釣果  タイリクバラタナゴ 61匹
  • ゲスト なし

「たなごウキ仕掛」は、少なくともこの時期のタナゴ釣りでは、高価な仕掛けと遜色なく釣れるように感じました。

ある程度の重さがあるので、冬季の豆バラ釣り等、苦手な条件があるとは思いますが、風の日や水深のある釣り場等にも、幅広く対応できます。

どの程度耐久性があるのかは、まだわかりませんが、少なくとも「安物買いのゼニ失い」という事はないでしょう。

とりあえずタナゴ釣りを試してみたい、という方は、

  • グラスロッド    1,100円
  • たなごウキ仕掛   500円
  • ハリス付タナゴ針  600円
  • 仕掛け巻き     200円
  • タナゴグルテン   600円

を揃えれば、3,000円程で、充分タナゴ釣りが楽しめそうです。

「たなごウキ仕掛」旧ver.との比較

今回の投稿にあたって、昔買ったタナゴ関連の釣具をあさっていたところ、旧ver.の「たなご浮子仕掛」が出てきました。

左が現行の「たなごウキ仕掛」 右が旧ver.の「たなご浮子仕掛」

現行品は、旧ver.と比較して、ウキが短く小さくなっていて、感度が向上しています。

また、ウキ足とウキゴムが細く長くなることで、ミチイトとウキが一体となり、操作性の向上と、トラブルの防止に繋がっています。

高価な仕掛けは、中通し式や斜め通し式の親ウキを使用して、ミチイトとウキとの一体性を高めていますが、「たなごウキ仕掛」は、ウキ足とウキゴムを改善する事で、コストを抑えたまま、高価な仕掛けに迫る操作性を実現しているようです。

イトウキも、現行品は樹脂製になり(旧ver.はウーリー)、視認性が向上しています。

また、竿の長さ別の製品を揃えて釣り人の手間を省くとともに、90cmの仕掛けを用意するなど、流行も捉えて変化しています。

一方で、旧ver.に付いていた仕掛け巻きは無くなっています。その分仕掛け本体にコストをかけたのでしょう。

その他にも、裏面の説明について、
旧ver.では遅ジモリではなく、いわゆるゼロバランスを推奨していたり、
旧ver.では、エサの付け方例に、グルテンが記載されていなかったり、
(タナゴ釣りでは、グルテンは比較的歴史が浅い餌です。)
様々な違いがありました。

お手頃な仕掛けも長年の熟成を経て、確実に変化・進化をしているようです。
メーカーの皆さんの努力と工夫には、頭が下がります。

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