タナゴ釣りの世界が広がります
脈釣りは、ウキを使わずに、竿先や目印の動きなどでアタリを取る釣り方です。
かつてのタナゴ釣りは脈釣りが主流で、1970年代〜80年代の漫画「釣りキチ三平」でも、三平くんとジャックは、脈釣り仕掛けでタナゴを釣っています。
時は流れて、現代のタナゴ釣りは、タイリクバラタナゴのウキ釣りが主流です。
私のホームグランドでも、タナゴの脈釣りをしている方は、ほとんど見かけません。
脈釣りは、流れっ川でのマタナゴ釣りにおいて最大の威力を発揮しますが、タイリクバラタナゴを狙う際にも、活躍する場面は多いです。
例えば、
- カダヤシなど表層のゲストを躱して、底棚を直撃するとき
- 緩やかな流れの中で、底に張り付くタナゴを狙うとき
- 水草の際や積み石の隙間を、ピンポイントで狙うとき
- 強風でウキ釣りが難しいとき
などです。
脈釣り仕掛けを用意することで、対応できるシチュエーションが広がります。
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私の脈釣り仕掛け
タナゴの脈釣り仕掛けには、ゴツンコ式とアズマ式があります。
私が使うのはアズマ式仕掛けですが、入手困難なアズマ式錘は、バス釣り用のバレットシンカーで代用するため、「アズマ式モドキ」といったところでしょうか。
あまり速い流れでは使用しないため、入手できる範囲で一番軽い「1/32oz」のシンカーを選んでいます。
「バレットシンカー」は、以下のリンクからも、ご購入いただけます。
Amazon:バレーヒル TGシンカー バレット(0.9g)
お好みの道糸をバレットシンカーに通して、先端にハリスどめを結びます。
私は、
- プロフッカー(オーナーばり)
を使用しています。
「プロフッカー」は、以下のリンクからも、ご購入いただけます。
目印は、専用の物もあるようですが、入手が難しいため、鮎用や渓流用をお好みで選べば良いと思います。
私は、写真左側の矢羽根タイプを使用してます。
ちなみに私は、バレットシンカーの上下に、特小サイズのクラフトビーズを挟んでますが、無くても問題ありません。
また、エサを付ける際にシンカーが動くと邪魔なので、動かないように、上の写真右側の「ブライトカット目印」で押さえています。
本物のアズマ式仕掛けと比べたことはありませんが、釣果は普通に得られています。
実際の脈釣りの様子は、次の動画をご覧ください。
竿・餌について
脈釣りに使用する竿は、クジラ穂など、穂先が柔らかいものが良いそうです。
私が使っているのは、
- ひなた(ダイワ)
ですが、カーボンロッドとしてはしなやかな穂先で、充分、脈釣りを楽しめています。
竿の長さとしては、1.2m(4尺)、1.5m(5尺)、1.8m(6尺)で、脈釣りをすることが多いです。
短すぎても長すぎても、アタリを取り難くなります。
エサは、黄身練りが使いやすいですが、タナゴグルテン(マルキュー)でも充分釣りになります。
赤虫は、エサ持ちは良いのですが、平均的なサイズのタイリクバラタナゴにとっては、大きすぎるエサのようです。
脈釣り仕掛けは、誰でも簡単に組む事ができます。
感度では劣りますが、ウキ釣りとは違った楽しさがあり、ウキ釣りが難しいシチュエーションもカバーできます。
是非、お試しください。