天然ゴムの極薄タイプがオススメです
タナゴ釣りは基本的にリリースが前提ですので、魚へのダメージは少ない方が望ましいです。
多くの書籍や映像で、
「魚を触る前には手を濡らす」
事を推奨していますが、これには、
- 手の温度を下げる
- 魚の表面の粘膜を保護する
の両方の意味があるようです。
しかし釣り場では、事前に手を濡らして触っても、魚が手の中で暴れて、ハリを外すのに苦労することがあり、暴れた結果、魚が地面に落ち、追加ダメージを与えてしまうこともあります。
さらに、その魚を見失ったら悲劇です。
スレバリを使って、魚に触れずにハリを外す方法もありますが、魚を落とすリスクは残ります。
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素手より手袋
「素手がダメなら手袋をはめよう」ということで、私は小物を釣る時、魚に触れる左手だけ手袋をはめています。
できるだけ薄く、手にフィットするものを探した結果、薬局で購入できる、天然ゴム製で極薄タイプの使い捨て手袋に落ち着きました。
サイズは、S・M・Lの3種類がありますが、少し小さめを選んだ方が、手にフィットして扱い易いと思います。
手袋をはめた手を濡らして、魚を触ると、素手の時よりも明らかに、魚が落ち着いています。
ハリを外す時間を短縮できますし、魚を落とすリスクも軽減できます。
ニトリルゴムより天然ゴム
薬局には、天然ゴム製の他に、ニトリルゴム製の使い捨て手袋も売っていますが、ニトリルゴム製の方が価格が高いですし、伸縮性もイマイチです。
さらに、熱伝導率はニトリルゴムより天然ゴムの方が低いので、天然ゴム製の手袋の方が、体温が魚に伝わり難いはずです。
全体的に、天然ゴム製が小物釣りに向いていると思います。
これから本格的に冬を迎えますが、単純に防寒の意味でも、使い捨て手袋は有効です。
直接水に触れないだけでも、指先の凍えを軽減できます。
また、グルテンによる手荒れも予防できると思います。
ラテックスアレルギーにご注意ください
天然ゴムと接触する事で、蕁麻疹などのアレルギー反応(ラテックスアレルギー)が出る方がいます。
症状が現れたら使用を中止し、医師に相談しましょう。
新型コロナウイルスの影響で、使い捨て手袋も入手が難しくなっています。
「貴重な衛生物資を無駄使いするのはけしからん。」
とのご意見もあるかとは思いますが、選択肢の一つとして、共有をさせていただきました。
天然ゴムの極薄手袋は、次のリンクからもご購入いただけます。