タナゴ釣りでは最もお手軽な付け餌です
グルテンは、玉虫や黄身練りと比べて、タナゴ釣りの餌としての歴史は浅いのですが、入手のしやすさや、準備の手軽さなどから、多くの釣り人に使われています。
私のタナゴ釣りでは、黄身練りをメインに使いますが、厳冬期などグルテンが有利な状況や、開始直後にグルテンで魚を寄せる方法もありますので、グルテンと黄身練りの両方を使用しています。
通常、タナゴ釣りにおいても、ヘラブナ釣り用のグルテンが使用されますが、近年、マルキューさんより、タナゴ釣り専用の「タナゴグルテン」も発売され、よりお手軽にタナゴ釣りが楽しめるようになりました。
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私のグルテン
私が使用しているグルテンは、
- 野釣りグルテン(マルキュー)
- つなぎグルテン(マルキュー)
- 北海道チーズ蒸しケーキ(山崎製パン)の乾燥粉末
- タピオカスターチ(ギャバン)
を配合したもので、オリジナルは、月刊つり人2019年3月号に掲載されていました。
タナゴ釣り界の重鎮、成田臣孝氏のレシピで、1.2.はグルテン餌の本体、3.はベタ付きの防止、4.によって全体の粘りが増すとのことです。
配合比など、興味を持たれた方は、申し訳ございませんが、Kindle版等でご確認ください。
また、2022年に発行された「これ1冊でわかるタナゴ釣り」(つり人社)にも、このレシピが掲載されています。(64〜65ページ)
こちらは1冊まるごとタナゴ釣り。
コンパクトなのに盛りだくさんの内容です。
「これ1冊でわかるタナゴ釣り」は、以下のリンクからもご購入いただけます。
課題は「劣化」
上記のグルテンを初めて作った時は、非常に具合が良く、冬タナゴを快適に楽しめました。
しかし、その後は配合し直すたびに餌の状態が変わり、グルテン繊維がハリに残り難い時もありました。
どうやら、グルテンに何かが起きているらしい。
そう思ってネットを探すと、グルテンの劣化に関する情報がありました。(見つけた情報はこちら)
やはり、餌の変化の原因としては、時間経過による劣化が考えられます。
しかし、釣り餌には製造年月日や消費期限が記載されない場合が多く、店頭に並んでいる段階から、既に劣化していたとしても、見分けることができません。
また、ベタ付き防止のための油分も、グルテンに悪影響を与えている可能性があります。
私はグルテンの使用頻度が高くないので、劣化することを考えると、グルテンでは安定した釣果を得られる自信がありません。
結局は、
「冬の初めに新品のタナゴグルテンを買う」
というのが、現実的なのかも・・・。
タナゴグルテンの使用感 ー2020年12月2日追記ー
私自身もタナゴグルテンを使い始めました。
実際使ってみると、タナゴグルテンは繊維が細かくて針に良く絡み、ウキ釣りでも、脈釣りでも、とても使いやすい餌でした。
タナゴの食いも申し分なく、私ごときが下手に配合した物よりも、遥かに釣れる餌に仕上がっていました。
水温低下時には、黄身練りを食い渋る場面も多くなりますので、厳寒期には、特に頼りになりそうです。
ヘラブナ用のグルテンよりも割高になりますが、グルテンの劣化を考えると、ちょうど良い量なのだと思います。
今後は、私もタナゴグルテンのお世話になろうと思います。
なお、グルテンを入れる容器に関しては、こちらもご覧ください。
「タナゴグルテン」「タナゴグルテン競技用」は、以下のリンクからもご購入いただけます。