カーボンロッド

タナゴ釣りを手軽に楽しめます

タナゴ釣りの竿といえば、竹製の和竿が人気です。
タナゴ釣りの動画や、ブログを拝見させていただくと、
多くの方が、和竿でのタナゴ釣りを楽しまれています。

私にも人並みに、和竿への憧れはありますが、
私は、雨の中でも釣りをしますし、和竿を正しく手入れする自信もありません。
また、タナゴ釣りを快適に楽しむためには、釣り場に合った長さの竿が必要ですが、
私には、高価な和竿をいくつも揃えることは難しいです。

一方、比較的安価なカーボンロッドであれば、
私でも、釣り場に合わせて様々な長さの竿を用意できます。
何種類かのカーボンロッドを試した結果、
現在私は、

• ひなた（ダイワ）

のバリエーションを揃えて、タナゴ釣りを楽しんでいます。

ひなたは、他のタナゴ釣り用カーボンロッドよりも、価格設定は若干高めですが、
適度な張りとしなやかさを兼ね備えていて、継ぎ目のガタつきもなく、
とても快適に使用できます。
特に、1.2mから1.8mは、脈釣りにも使いやすく、
脈釣りを多用する私にはぴったりです。
また、ダイワは大手メーカーだけに、修理への対応も安心です。

釣り場には、釣行時に好調な釣り場に合わせて、
3〜4種類の長さの竿を持っていきます。

下の表は、私の2017年以降のタナゴ釣りのデータを、竿の長さ別に取りまとめたものです。

1.2mは、31箇所の釣り場のうち、23箇所で釣果をあげるなど、汎用性がとても高いです。
0.9m以下の竿は、釣趣の面では優れていますが、かなり釣り場を選ぶ印象があります。
逆に、タナゴを追って様々な場所を釣り歩く中では、1.5m以上の竿の出番が意外に多いです。
私は、2.1m以上のひなたも持ってはいますが、2017年以降はタナゴを釣っていませんでした。

タナゴ釣りの竿の長さに関して、
小物釣りの伝道師、葛島一美氏は、
著書「決定版フナ釣りタナゴ釣り入門」の中で、
ドックや土手下のホソを想定して、

• 基本となる4尺（1.2m）に中心に、3尺（0.9m）と5尺（1.5m）の最低3本を揃えたい
• 出番は少ないものの、6尺（1.8m）を加えれば、短竿のタナゴ釣りの世界が広がる

と解説しています。

使用する竿の長さからみると、
関東地方のドックやホソも、静岡市内の沼も、
タナゴの住む環境には、大きな違いはないようです。

その他の竿の使用感について

ひなた以外の竿の使用感ついては、以下の通りです。

【幸釣（ティムコ）】
3段式のズームロッドで、1本で3種類の長さをカバーできます。
いくつかバリエーションがありますが、
私は、幸釣二三四（約0.95m、約1.2m、約1.4m）を持っています。
この1本で、タナゴ釣りの基本の長さを全てカバーできるのが魅力ですが、
試してみたところ非常に硬く、私の好きな脈釣りには厳しい調子です。
硬い方が、仕掛けを操作しやすいのかもしれませんが、
私としては、もう少し柔らかさ・しなやかさが欲しいと感じました。
最近、新たに、幸釣零一二（約53cm、約70cm、約90cm）が発売されており、
こちらは「タナゴ調子のグラスソリッドティップ」採用とのことですが、
私はまだ試していません。

【精魂たなごころ軟調（宇崎日新）】
私が初めて買ったタナゴ竿は、精魂たなごころ軟調4尺（1.2m）です。
柔らかくしなやかな、私の好みの調子で、タナゴとのやりとりを楽しめます。
落ち着いたデザインもカッコよく、伸ばした時の継ぎ目のガタ付きもありません。
個人的には、とてもお気に入りの竿ですが、
他のカーボンロッドに比べて高価なのがネックです。

現在は、様々なタナゴ釣り用カーボンロッドが発売されており、
この他にもいくつか試しましたが、どれも、やや硬めの印象で、
私としては、あまり違いを実感できませんでした。

初めての一本、オススメのカーボンロッドは

これからタナゴ釣りを始める方の最初の1本としては、

• ひなた4尺（ダイワ）

をお薦めします。
ひなたは、コストパフォーマンスがよく、
4尺（1.2m）の長さは、幅広い釣り場に対応します。
また、脈釣りにも使いやすいです。

よろしければ、御検討ください。

「ひなた4尺（ダイワ）」は、
以下のリンクからも、ご購入いただけます。

Amazon:ひなた４尺（ダイワ）