寄せ餌の目的
フカセ釣りやサビキ釣りなどと同様に、
タナゴ釣りでもコマセを使います。
ただし、広範囲に「撒く」イメージではなく、
匂いを漂わせて「寄せる」イメージです。
この「寄せ餌」の目的は、
- 冬季に食い渋るタナゴの活性を上げる
- 春や秋などに、移動するタナゴの足を止め、ポイントを作る
- 魚を浮かせて、釣りの効率を上げる
などです。
付け餌にグルテンを使う場合は、
グルテンに含まれる集魚剤の効果が期待できますが、
私は、黄身練りを多用しますので
寄せ餌で集魚効果を補うことが多いです。
釣り場に着いたらまず寄せ餌をセットする事で、
魚が寄った状態から釣りをスタートでき、短時間で釣果に結び付きます。
寄せ餌用の道具

寄せ餌用の道具には、
- コマセカゴ
- カゴを吊すヒモ
- カゴを固定する支柱
- 支柱を置く台
- 寄せ餌(餌本体)
があります。
以下、それぞれについて記載します。
コマセカゴ
多くの書籍などで、ボール型の茶漉しを紹介しています。
書籍では、粗めのカゴを薦めていますが、
私は、細かいタイプでも効果を実感できています。

カゴを吊すヒモ
私は、アクセサリー用のチェーンを使っています。
東急ハンズで、1mと1.5mの2種類の長さを指定し購入しました。
スナップスイベルにスプリットリングを付けたものを、いくつか用意して
チェーンの途中に付けます。
チェーンの一方の先端にスプリットリングを付け、
もう一方の先端にはダブルスナップを付けます。
このダブルスナップに、コマセカゴを繋ぎます。
チェーンは絡まないよう、丸い仕掛け巻きに収めています。

カゴを固定する支柱
私は、
- アユリターン144(ベルモント)
- DPF-200ポケットフィッシャー(ジェフコム)
を使っています。

支柱の先端に、チェーンに繋いだスプリットリングを通し、
木製クリップで、スプリットリングの脱落を防止します。
スナップスイベルの位置を変えることで、チェーンの長さを調節します。

支柱を置く台
私は、タナゴ釣り用のイスとして、
- コンパクトクッションチェア(コールマン)
を使用しています。
その足の部分に支柱を置いています。

なお、私がこのイスを選んでいる理由は、
単純に「パラソルを付けやすいから」です。
もっとコンパクトで、似た構造のイスもあります。
寄せ餌
私は、へら用の餌を流用しており、
- 赤へら 100cc
- へらスイミー 100cc
- サナギ粉 50cc
を500ccのペットボトルに入れてよく混ぜ、
粉のままコマセカゴに入れて使っています。
寄せ餌については、あまりこだわりはありません。
寄せ餌を沈める深さは、冬は深め、春から秋は中層が目安です。
マナーも大事です
寄せ餌の使用は、周囲の釣りに影響しますので、
付近に他の釣り人がいる場合は控えた方が良いと思います。
また、残った寄せ餌は、水質悪化の原因になりますので、
できれば持ち帰りましょう。
寄せ餌は必須ではありませんが、
使うことで、有利になる状況も多いです。
よろしければ、お試しください。