あさはた緑地のミズアオイ
静岡市内の麻機遊水地第一工区「あさはた緑地」の水辺に、ミズアオイが咲きました。
公園の整備に伴って湿地を撹乱した結果、休眠していた種子が芽吹いたとのこと。
ミズアオイは、静岡県の絶滅危惧II類に指定されるなど、かなり希少な植物です。
朝日がさして蕾が開いた頃を見計らい、観察に出かけました。
近寄ってみると、
ミツバチが、ひっきりなしにやってきたり、
ヨトウガの幼虫が、花や蕾などを食べていたり、
オンブバッタのペアが、あちこちでデートしていたり、
ジョロウグモが、やってくるムシ達を狙っていたり、
ミズアオイの小さな群落は、たくさんの生き物で賑わっていました。
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タナゴ釣りでカメ探し
秋の釣りシーズン真っ只中なのに、カワハギもダメ。アユもダメ。
私の相手をしてくれるのはタナゴだけです。
ちなみに秋は、カメ達の恋の季節。
パートナーを求めて活発に活動するため、あちこちでカメに会うことができます。
釣り場の候補のうち、カメと会える確率を踏まえて、前回9月25日と同じ場所に向かいました。
2021年10月2日 静岡市内 はれ 9時30分〜10時30分 水温23.1℃
前回同様、1.8mの竿でウキ釣り。エサも同じ黄身練りです。
この日も小魚が多く、オイカワやタナゴのほか、モツゴやマブナも泳いでいます。
タナゴは限られたエリアに群れているので、ある程度、選んで釣ることができます。
まずまずのペースでタナゴが掛かり、もちろん楽しいのですが、この日は完全にカメ気分。
浮きに集中できず、キョロキョロとカメを探してしまいます。
しばらくしてやってきたのはクサガメ。
射程範囲に入ったので、そっと近づき、手掴みで捕獲しました。
この子はメス。
物おじしない性格で、手の中でずっとジタバタしていました。
撮影後、クサガメを開放。
釣りを再開してしばらくすると、別のクサガメが近づいてきました。
捕まえようと身構えながらよく見ると、あとからもう1匹カメが近づいてきます。
なんと、あとからきたのはイシガメ。
イシガメがクサガメにアプローチしています。
子孫を残すため、イシガメも必死。
こんな感じで「ウンキュウ」(イシガメとクサガメの雑種)が生まれるのですね。
急遽ターゲットを変更。
クサガメをやり過ごし、間に割って入ってイシガメに手を伸ばしました。
イシガメは、クサガメに夢中で反応が遅れ、方向転換をする前に私の手の中へ。
2週連続でイシガメを手にすることができました。
この子はオス。
前回のイシガメよりも、少し年上のようです。
かなり慎重な性格で、鼻先まで甲羅に引っ込んだまま一向に出てきません。
オスばかり連れ帰っても仕方がないので、この子は撮影後に開放しました。
1時間でカメ2匹を捕獲。なかなか好成績です。
一方、カメを見つける度に水に入るので、タナゴ釣りのペースは安定しません。
それでも魚は多いので、それなりに数釣りを楽しむことができました。
- 釣果 タイリクバラタナゴ 50匹
- ゲスト オイカワ、モツゴ、イシガメ、クサガメ
カメを専門に狙うとなかなか捕まりませんが、気負わずに待っていると、結果が出るものですね。