魚は元気な状態で
私が楽しんでいる小物釣り、とりわけタナゴ釣りは、基本的にリリースが前提となります。
魚を連れ帰り、飼育する楽しみもありますが、いずれにしても釣り場では、魚を、元気な状態に保つ事が、望ましいです。
魚を入れる容器に関して、小物釣りの伝道師、葛島一美氏は、著書「決定版フナ釣りタナゴ釣り入門」の中で、
- 折りたたみ式水汲みバッカン(ジッパー式網フタ付き)
- エビエサ活かしビク(エアポンプ取り付けポケット付き)
を薦めており、特に、1.については、
- 収納時平たく折りたためる
- 尻手ロープ付きなら水汲みが簡単
- 網フタ付きで、魚を入れたまま水換えができる
として、写真付きで掲載しています。
実際こちらは釣り場でも人気で、私の地元静岡でもよく見かけます。
私は1.と2.両方を購入し、試してみたのですが、私の釣りのスタイルでは、2.のエビエサ活かしビクが使い易かったので、現在は、エビエサ活かしビクを使っています。
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エビエサ活かしビクについて
私は、エビエサ活かしビクの中でも、
- エサクールV丸3.3L(プロトラスト)
を使っています。
こちらは、大きさが私の釣りのスタイルに合っていますし、エアポンプを付ければ、魚も弱り難いです。
私が考える、このビクの最大のメリットは、
- 水を捨てずに魚を逃す事ができる
です。
このビクには、内部に網がセットされています。
魚は全てこの網の中に入るため、網を外せば、水は捨てずに魚を逃がす事ができます。
私は、タナゴ釣りをする際、群れを確認してから竿を出しますが、水を汲むことで、せっかくの群れを散らしてしまっては、元も子もありません。
このため、ポイントへの移動中に農業用水を汲み、現場での水汲みは控えています。
水を捨てずに魚を逃がせることは、移動を繰り返す私にとって、大きなメリットになります。
ちなみに、この丸い形もポイントです。
バケツへの収まりが良いので、移動中、このビクをバケツに入れておけば、バケツの中にこぼれた水を、後で回収できます。
一方、このビクのデメリットは、
- 折りたたみができない
- 尻手ロープがなく、水汲みが難しい
です。
釣りのスタイルに応じて
どんな道具にも共通することですが、ビクについても、それぞれの釣りのスタイルによって使いやすさはかわります。
一箇所にじっくり腰を据えて釣りをされる方には、「水汲みバッカン」がおすすめ。
私のようにポイント移動を繰り返す方には、「エビエサ活かしビク」も便利かも。
といった感じでしょうか。
なお、小物釣り用の魚入れとしては、伝統的な「水箱」があります。
こちらは、魚が弱りやすいのですが、おしゃれでカッコ良いので、道具も含めてスタイルを重視する方には、候補になりそうです。
とはいえ、広く一般的におすすめできるのは、「折りたたみ式水汲みバッカン(ジッパー式網フタ付き)」のように思います。
その他、魚を観察しやすい透明のタイプも発売されています。